HOME > 食品を下ごしらえして保存する方法 > カリフラワーを下ごしらえしてから保存で、忙しい料理の手間と時間を短縮
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カリフラワーはゆでたり包丁で小分けにしたりと、調理の際の下処理の手間が必要な野菜です。そこであらかじめ下処理だけして置き、保存しておくことで、本調理の際の手間と時間を削減できます。今回はカリフラワーの下処理の仕方と保存方法、下処理したカリフラワーを使ったおいしいレシピを紹介します。
あらかじめカリフラワーを下ごしらえだけ済ませておきます。そうしておけば実際に料理に使う際はその工程分は省略することができるので、料理にかかる手間や時間を減らすことができます。
しっかりと味を染み込ませたい料理などでは、保存と同時に味も染み込ませることができるので、その分しっかりと味が染み込みます。
一から料理を始めるとなると億劫になる場合でも、すでに下ごしらえを済ませておけば、その分料理にかかる時間や手間も減らせるので、料理を始めようというハードルも下がります。その結果、使わずに置きっぱなしにして、だめにしてしまうといったことも予防できます。
カリフラワーは茹でてから冷蔵庫で保存しておくこともできます。先に下ごしらえをしておくことで、料理に使う際の手間と時間を省けます。カリフラワーは先に切り分けてからゆでてもいいですが、丸ごと茹でてもいいです。
丸ごと茹でると時間はかかりますが、その切り口からの栄養素の流出を抑えることができます。まずは火が通るのに時間がかかるつぼみがついていない茎の部分を包丁で切り離します。厚い皮の部分をカットしてから、下の画像のように板状に切り分けます。
沸騰した湯を入れた鍋に水の2%の塩(1リットルなら20g)を加え、さらに白く仕上げたい場合はお酢かレモン汁を大さじ1加えます。ここにカリフラワーのつぼみを断面を下にして入れます。切り分けた茎の部分も一緒に入れます。
>蓋をして2分茹でたら、上下をひっくり返してさらに2分茹で、ざるにあげます。
カリフラワーが冷めてきたら、つぼみの根元の部分に包丁で切れ目を入れ、手でさくようにして切り分けるとつぼみの部分がバラバラになりにくいです。
あとは切り分けたカリフラワーを保存袋に入れ、冷蔵庫で保存します。これで3日は持ちます。
カリフラワーは茹でてから冷蔵保存もできますが、冷凍保存すればさらに長く保存できます。冷蔵保存と同様の方法で茹でてから冷めるのを待ち、つぼみを切り分けてから冷凍用保存袋に入れます。
あとは金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
冷凍した茹でたカリフラワーは炒め物やスープに使うなら冷凍のまま使ってもいいです。ちなみに下の画像は冷凍保存した茹でたカリフラワーです。
和え物やサラダなどに使う場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。解凍は常温よりも低温下で行った方が水分の流出も少なく、味や食感が落ちるのも抑えることができます。下の画像は冷蔵庫で自然解凍した茹でたカリフラワーです。
茹でてからつぼみを切り分け、冷蔵庫や冷凍庫で保存したカリフラワーを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはカリフラワーとえびの炒め物です。使う材料は以下の通りです。
作り方はまずは調味料Aをボウルに入れて混ぜ合わせます。
次にフライパンに油をひいて弱火で熱したら、しょうがの薄切りを入れて炒め、油に香りを移します。
それから強火にしてエビとカリフラワーを加えて炒めます。
さらに調味料も加えてよく炒めたら火を止めます。同量の水で溶いた水溶き片栗粉を全体に回し入れます。再び火にかけフライパンを揺らして全体に片栗粉をなじませ、とろみが出てきたら出来上がりです。
次にカリフラワーとマッシュルームのサラダを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは解凍したカリフラワーを5mm幅に、マッシュルームも5mm幅に薄切りにします。クレソンは7cmぐらいの長さに切り分けます。
ボウルにフレンチドレッシングの材料を入れてよく混ぜ合わせます。油は最後に少しずつたらしながら混ぜ合わせると、よく混ざり合います。
ここにカリフラワーとマッシュルーム、クレソンを加えてよく混ぜ合わせれば出来上がりです。
カリフラワーは茹でて、さらに細かく刻んでから冷蔵庫で保存しておくこともできます。細かく刻んだカリフラワーはスープの具材にしたり、オムレツの具材にしたりして使うといいです。
まずは上で紹介したのと同じようにカリフラワーを茹でてから、ざるにあげて冷まし、細かく刻んでいきます。
あとは保存袋に入れ、冷蔵庫で保存します。こちらも3日は持ちます。
茹でてから刻んだカリフラワーも冷凍用保存袋に入れて冷凍保存すれば1か月は持ちます。まずは刻んだカリフラワーを冷凍用保存袋に平らになるように入れます。
これを金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。
冷凍した茹でて刻んだカリフラワーはスープなどの加熱料理で使うなら冷凍のまま使ってもいいです。ちなみに下の画像は冷凍保存した茹でたカリフラワーです。
サラダなどにも使えますが、この場合は場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。下の画像は冷蔵庫で自然解凍した茹でて刻んだカリフラワーです。
茹でてから刻んで、冷蔵庫や冷凍庫で保存したカリフラワーを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはカリフラワーのチャウダーです。チャウダーとは野菜や魚介類などを煮込んで作る具沢山のスープのことです。使う材料は以下の通りです。
まずは玉ねぎはみじん切りに、ベーコンは5mm幅に切り分けます。次に鍋にバターを加えて中火で加熱します。
バターが溶けてきたら、ベーコン、玉ねぎを加え、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
薄力粉を振りかけてかき混ぜます。
さらに牛乳も加えてよく混ぜながら過熱します。
刻んだカリフラワーを加え、さらに顆粒スープのもと、塩、こしょうで味を調えます。あとはふたをして弱めの中火で6分ほど煮込んで完成です。
次にカリフラワーのスペイン風オムレツを紹介します。使う材料は以下の通りです。カリフラワーは冷凍のままでも構いません。
まずは玉ねぎを刻みます。次にフライパンに油をひいて加熱したら、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めます。
つぎにトマトも刻んでおきます。ボウルには卵と調味液Aを加えてよく混ぜ合わせます。
ここに刻んだトマトとカリフラワー、炒めた玉ねぎを加え、よく混ぜ合わせます。
フライパンにバターをひいて熱し、バターが解けてきたらボウルのオムレツの材料を流し入れます。
最初は菜箸などでかき混ぜて空気を含ませ、あとはふたをして弱めの中火で加熱します。
そこが固まってきたらお皿をかぶせ、ひっくり返して再びフライパンに滑らせながら戻します。
このまま反対側も加熱し、固まってきたら出来上がりです。
今回はカリフラワーの下ごしらえの仕方と保存までの手順を詳しく見ていきました。カリフラワーは一度加熱調理してから保存しておくことで、長期保存が可能です。茹でてから、料理の用途に合わせて小分けにしたり、さらに細かく刻んだりして冷蔵庫や冷凍庫で保存します。
下ごしらえして保存しておいたカリフラワーを使ったおいしいレシピもいくつか取り上げてみたので、是非参考にしてみてください。
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