春先になるとスーパーの野菜コーナーなどでも春キャベツを見かけることも多いかと思いますが、春キャベツは通常のキャベツと何が違うのでしょうか。そこで今回は春キャベツと通常のキャベツ(冬キャベツ)の違いを見た目や重さ、味や旬、産地、よく合う料理など様々な角度から解説していきます。
冬キャベツは葉の巻きが密で、しっかりと巻き付いています。一方で春キャベツは葉の巻きは緩くややふんわりとしています。下の画像を見てもわかると思いますが、冬キャベツが隙間が少なく密になって巻き付いているのに対し、春キャベツは隙間も多く巻きも緩くなっています。
冬キャベツの葉は白っぽい色をしています。一方春キャベツは黄緑っぽい色をしています。こちらが冬キャベツの葉の画像です。全体的に白みがかった薄い緑色をしています。
一方春キャベツは以下の画像のように比較的鮮やかさのある緑色をしています。色のコントラストがはっきりしているのも春キャベツの葉の特徴です。
冬キャベツは葉の巻きがしっかりしていてその分葉が何枚も密になって重なっているので、持ってみるとずしりと重みがあります。実際に測ってみると重さは1002.6gでした。
一方で春キャベツは葉の巻きも緩く、その分隙間もあるため見た目ほどの重さはありません。実際計ってみたところ重さは652.4gでした。このように冬キャベツと春キャベツの違いは手に取ってみてもわかります。
冬キャベツは甘みがあります。特に加熱すると甘みは強まります。
春キャベツはみずみずしいのが特徴です。
冬キャベツは通年で回りますが、旬は1月から3月です。主な産地は千葉、愛知などです。
春キャベツは3月から5月ごろが旬です。主な産地は千葉、愛知、神奈川、茨城などです。
まずは葉がみずみずしくてつやがあり、芯も変色してなくて白くみずみずしいものを選びます。持ってみて重量感があり、見た目よりも重たいものがいいです。
春キャベツも葉がみずみずしくてつやがあり、芯が白くて変色してないものを選びます。触ってみて柔らかくて弾力があるものを選びます。冬キャベツや春キャベツの選び方についてはおいしいキャベツの見分け方・選び方でも詳しく解説しています。
冬キャベツは葉は固めで煮崩れしにくいので、ロールキャベツや煮物料理、炒め物などによく合います。とんかつに使う千切りには冬キャベツが使われることが多いです。
春キャベツは葉が柔らかく、みずみずしいので生食に向いています。サラダや汁の具などに使います。そのままちぎってマヨネーズやみそをつけて食べてもおいしいです。
春キャベツと冬キャベツの大きな違いは巻きのゆるさと葉の色いです。春キャベツは巻きがゆるくふんわりとしていて、葉は緑が強いです。一方冬キャベツは巻きが密でしまっていて、葉はやや白みがかった黄緑で薄いです。このように見た目でも比較的春キャベツと冬キャベツの違いはあるので、見分けやすいのが特徴です。
食感は春キャベツは柔らかくみずみずしいのでサラダなどの生食に向いています。一方冬キャベツは葉が固いので煮崩れしにくく、ロールキャベツをはじめとした煮込み料理によく合います。また火にかけると甘みが増すのも特徴です。