HOME > 食材の加熱調理の疑問 > キャベツもフライパンなら簡単に蒸し焼きに?蒸し時間は1分、2分、3分のどれが正解?
|
キャベツは下茹でしてから利用することも多いですが、フライパンで簡単に蒸し焼きにすることもできるそうです。
そこで今回は本当にフライパンだけで蒸し焼きにできるのかどうか、蒸す時間は1分、2分、3分のどれが最適なのかを実際に検証してみることにします。
まずはキャベツを1枚ずつ剥がしていきます。これをフライパンに並べます。今回はキャベツの葉5枚で250gほどです。
ここに水を100ml加えます。さらに塩を小さじ1/5ほど加えます。
これで蓋をして火にかけます。
沸騰して曇り始めたら中火にして蒸し焼きにします。ここから1分、2分、3分と時間を変えて蒸していき、蒸し加減により味や食感がどのように変わるのかを見ていきます。
キャベツは薄い葉の部分と太い芯の部分では当然火の通り具合も異なってきます。なのでそれぞれの蒸し加減での味や食感の違いをみていきます。まずは葉の部分からです。
こちらはフライパンで1分蒸し焼きにしたキャベツの葉です。見たところしなっとしていますが、やや生っぽい感じもします。
食べて見たところ1分でもそれなりに火は通っていました。ただまだやや生っぽい固さが残っています。味も火が通ったキャベツと生のキャベツの中間ぐらいの味で、生っぽさがやや残っています。
こちらはフライパンで2分蒸し焼きにしたキャベツの葉です。見たところしなっとして火が通っているように見えます。
食べて見たところこちらは火が通ってキャベツの甘みも引き立っていておいしかったです。食感も固すぎず、柔らかすぎずで適度な感じです。
こちらはフライパンで3分蒸し焼きにしたキャベツの葉です。こちらも火が通って見た目もしなっとしています。
食べて見たところ甘みがしっかり出ていてこちらもおいしかったです。食感はしっとり柔らかくなっていて、若干歯ごたえが物足りない感じもします。柔らかめが好きな人はこれでもいいと思います。
3つを食べ比べて見た結果味は2分と3分のものが、食感は2分のものが個人的には最もよかったです。なのでおすすめは2分蒸し焼きにする方法です。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次は固い芯の部分の変化を見ていきます。こちらはフライパンで1分蒸し焼きにしたキャベツの芯です。見た目はまだ大分生に近い感じがします。
食べて見たところまだ大分生の固さが残っています。また味の方も生に近い味でした。
こちらはフライパンで2分蒸し焼きにしたキャベツの芯です。やや火はとおっていそうな見た目です。
食べて見たところ加熱による甘味がだいぶ出てきてはいますが、まだ生っぽさも残ります。食感も柔らかくなってきてはいますが、まだ固めです。
こちらはフライパンで3分蒸し焼きにしたキャベツの芯です。見た感じはだいぶ火が通っていそうな見た目です。
食べて見たところ加熱による甘味がしっかり出ていておいしかったです。食感も適度に柔らかくなっていて、歯ごたえも適度にあり、ちょうどいい固さでした。
3つを食べ比べて見た結果は味も食感も3分蒸し焼きにしたものが最もよかったです。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はキャベツはフライパンでも蒸し焼きにできるのかどうかを実際に検証してみました。結果はフライパンでも十分に蒸し焼きにすることができました。
フライパンなら茹でる時のような沢山の水もそれを加熱するための光熱費もかなり抑えることができます。まだ水に浸け込むこともないので、栄養成分の流出もその分減らせます。キャベツのフライパンでの蒸し焼きは手軽に簡単に加熱調理ができるのでおすすめです。
ちなみに加熱時間は葉の部分なら2分、芯の部分は3分、芯と葉を切り分けて置き、葉は2分で取り出し、芯は3分で取り出すようにするといいです。面倒なら少し葉は柔らかめになりますが、芯と葉を一緒に3分蒸し焼きにするといいです。