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シミの種類と見分け方、対処法について


はじめに


これまで「コーヒーのしみ」「衣服に付いた口紅」「衣服に付いた油汚れ」と汚れの種類に応じてそれぞれみてきましたが、今回はしみ抜き全般について見ていくことにします。




シミの種類と対処法


しみの種類

シミには水溶性のもの、脂溶性のもの、水や油には溶けない不溶性のもの、水溶性や脂溶性などの汚れが組み合わさった混合系のものと大きく4つに分類できます。それぞれの対処法について見て行きましょう。

水溶性のシミ

性質種類対処法
水溶性果汁、しょうゆ、コーヒー、牛乳、お茶、ワインなどシミの表面の側にタオルを敷いて反対側から水だけもしくは薄めた中性洗剤をつけた布かタオル、もしくは後述するしみ取り綿棒でたたいて、下に敷いたタオルにシミを移し取る。最後は洗剤が残らないよう水でたたいて洗剤分をタオルに移し取るか、水でよくもみ洗いをする。

下の画像は水溶性のシミであるしょうゆのシミの画像です。

しょうゆのしみ


脂溶性のシミ

性質種類対処法
脂溶性口紅、ファンデーション、バター、チョコレート、ボールペンなどシミの表面の側にタオルを敷いて反対側からベンジンを含ませた布かタオル、シミ取り綿棒でたたいて、下に敷いたタオルにシミを移し取っていきます。何度か繰り返してシミが薄くなったところでベンジンが蒸発するまでしばらくまち、つづいてエタノールでたたいて、最後に水でよくもみ洗いします。

下の画像は脂溶性のシミであるラー油のシミの画像です。

油しみの画像


その他のシミ

性質種類対処法
不溶性泥、サビなど洗濯用洗剤でもみ洗い。サビなどの汚れは還元型の漂白剤を使う。
混合系マヨネーズ、ドレッシング、カレー、ビーフシチュー、アイスクリーム、ミートソースなどまずはベンジンで脂溶性のしみ抜きをし、続いて中性洗剤で水溶性のしみ抜きをします。最初に脂溶性の汚れを落とすのを忘れずに。


シミを見分ける


シミに水滴をたらす

シミもついたその時に気付けば原因もわかりやすいのですが、あとになって気付いたシミは何のシミなのかなかなか判断が難しい所があります。そんなときにお手軽に見分る方法があります。やり方は簡単でシミに水滴をたらすだけです。それでは実際にやってみましょう。

水溶性のしみの見分け方

上の画像は水溶性のシミであるコーヒーのシミに水を吹きかけたものです。コーヒーは水に溶けだし、シミも周囲広がり薄くにじんでいます。

油溶性のしみの見分け方

つぎに油溶性のシミに水を吹き付けてみましょう。上の画像は油溶性のラー油のシミです。これに水を吹きかけても油は水には溶けないので、にじみもせず薄くもなりません。結果水を吹きかけても変化はありません。このように水を吹きかけることでそのしみが水溶性か油溶性かを判断することができます。

ベンジンをつける

ほかにもベンジンをつけて確認するという方法もあります。油溶性のシミはベンジンにつけるとにじむので、これで油溶性かどうか確認することができます。ベンジンは揮発性が高く比較的早く気化するので、汚れも変性しづらく、汚れが油性かどうかを確認するのに適しています。溶剤の中でも刺激は穏やかな方なので比較的多くの生地で使えますが、一応使用前に目立たない場所につけてみて傷みや色落ちが出ないか確認しておくといいでしょう。


シミの落とし方


しみの落し方は基本的には水溶性のシミも脂溶性、油溶性のシミもそれほど差はありません。シミの部分に当て布をし、水または中性洗剤、ベンジンなどの溶剤をシミの部分に添付して、裏から布やシミ取り綿棒を使って叩き、当て布と叩く布またはシミ取り綿棒の両方にシミを移しとっていきます。図にすると以下のようになります。

ちなみにベンジンや洗剤、漂白剤を使うときは色落ちしないか目立たない部分でためしてからにしましょう。ベンジンを使った後は蒸発させるのを忘れずに。

しみ抜きの図


しみ抜きの際のポイント


外側から中心に向かって叩く

しみをたたいて移し取る場合は中心からたたくとしみが外へと広がってしまいます。しみを取る場合は外側から中心へと向かって取っていくようにしましょう。

輪ジミに注意

しみ抜きをしたあと乾くと輪ジミができることがあります。これは残った汚れや洗剤が原因です。しみ抜きは仕上によく洗浄する事が大事ですが、それでも輪ジミができてしまうことがあります。輪ジミを予防したいなら、水溶性のシミならしみ抜きした周囲を水でぼかしてから乾かし、脂溶性なら溶剤で周囲をたたいてぼかしてから水洗いして乾かしてやるとできにくくなるでしょう。


簡単しみ抜き綿棒


洗剤や溶剤をつけてトントンとたたくのに便利なしみ抜き綿棒の作り方を紹介します。用意するのは割り箸と輪ゴム、コットンか脱脂綿、それにガーゼか古いハンカチです。下の画像はシミ取り綿棒を作るのに必要な材料を並べたものです。

簡単しみ抜き綿棒の材料

作り方はまずは割り箸の先をコットンか脱脂綿で包みます。ちょうどコットンが2つ折りになるような形で、そこから少し丸めて形を整えます。

割りばしの先をコットンで包む

このままだとすぐにコットンが取れてしまうので、さらにその上からガーゼか古いハンカチで包んで輪ゴムでとめれば完成です。汚れてきたらあてる面をくるくると変えながらとトントンとしみの部分をたたくのに便利な道具です。

ガーゼで包み輪ゴムでとめて作ったシミ取り綿棒


シミの応急処置


衣服に付いたシミも時間の経過と共に繊維との結びつきが強くなり落ちにくくなります。シミは付いたら迅速に対処することが大切です。しかしながら外出先の食事などで付いたシミはすぐにお洗濯というわけにも行かないでしょう。そこでその場でできるシミ抜き対策を紹介します。

水溶性のシミ

シミの表面にティッシュをあて、反対側から濡れたハンカチでたたいてティッシュにシミを移し取る。

脂溶性のシミ

チョコやバターなど固形物があるときはさきにティッシュでつまみ取る。こすると繊維の奥にまで汚れがしみ込んでしまうので注意。シミの表面にティッシュをあて、反対側から濡れたハンカチでたたいてティッシュに汚れを移し取る。

反対側からたたく理由

シミが付いた表面ではなくその反対面からたたく理由は、表面からたたくとシミが繊維の奥にまで染み込んでしまうからです。シミ抜きをするときはシミを反対側からたたくのが基本です。


携帯用しみ抜きスティックが便利


出先でついたシミは溶剤なども持っていないため、なかなか対処しづらいものです。トイレなどでティッシュや石鹸を使って落とすぐらいしかすぐにできることもないでしょう。そんなときに便利なのが携帯用のしみ抜き器です。市販されているものはスティックタイプのものが多く、先っぽから溶剤が出てそれをトントンとたたきながらしみ込ませていき、下に引いたティッシュやハンカチなどにシミを写し取っていきます。油性の汚れでも対処できるので、旅先でも安心です。ペンサイズのものが多くかさばらないので、いざというときのために1本携帯しておくのもいいのではないでしょうか。

有名なのはドイツのメーカーから出ているドクターベックマン シミとり 携帯用 ステインペンという商品です。

ドクターベックマン シミとり 携帯用 ステインペン 多目的タイプ 9ml
Dr.Beckmann (ドクターベックマン)


色が残ってしまう場合


しょうゆやワイン、チョコレートやカレーなど色の濃いシミの場合、上記の方法でも色が残ることがあります。この場合は酸素系の漂白剤を使うといいです。漂白剤は汚れの色素成分を分解して衣類そのものの色を回復させるものです。漂白剤については漂白剤の種類で詳しく解説しています。酸素系漂白剤は比較的衣類へのダメージも穏やかですが、それでもデリケートな素材や色落ちが心配な素材は、使う前に目立たない部分で試してから私用するといいでしょう。



※ 参考文献
洗濯・衣類のきほん
科学的に正しい暮らしのコツ
ラクラク家事の本
いちばんわかりやすい家事の基本大事典
おばあちゃんの知恵袋
その道のプロが教える〈裏ワザ〉特選!
おばあちゃんの知恵
暮らしまる洗い!コツと基本120
住まい汚れスッキリ解消術
新品みたいに長持ち! お手入れの教科書
大事な服のお手入れおしゃれ帳
洗濯上手こつのコツ





最終更新日 2018/06/27
公開日 2007/12/29
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