洗えないぬいぐるみを重曹で掃除して綺麗になるのかを実践して検証 | ||
ぬいぐるみといえば飾っておくだけでなく、小さなお子さんなら抱きしめたり、手にもって遊んだりするものです。そうすると皮脂やよだれ、食べこぼしなどがついて徐々に汚れていきます。そのままだと衛生的ではないので、定期的にお手入れしたいものです。
ぬいぐるみも洗えるものなら定期的に洗っておけば綺麗さを保つことができますが、丸洗いできない場合、洗えない場合だとどうすればいいのでしょうか。捨てるにはもったいないので何とかお手入れしたいとお考えの方もいるかと思います。そこで洗えないぬいぐるみ、丸洗いできないぬいぐるみのお手入れの仕方について解説します。
では洗えないぬいぐるみ、丸洗いできないぬいぐるみかどうかはどのように判断すればいいでしょうか。まずは押してみて弾力があり、中身に金具などがなく柔らかいぬいぐるみなら洗えることが多いです。他にもタグに丸洗い可や絵表示などがついてる場合も洗えるかどうかが判断しやすいです。いくつか代表的な絵表示を紹介します。
代表的な絵表示洗濯機で洗え、液温は40度を限度とします。 | |
液温は30度が限度で、弱い手洗いで洗います。 (洗濯ネットにいれれば洗濯機でも洗える) | |
水洗いは出来ない。 |
洗えないぬいぐるみの汚れを取るなら重曹を使います。汚れの多くは酸性なので、アルカリ性の重曹を使うことで中和させ、汚れが浮き出て簡単に落ちやすくなります。
それでは実際に重曹を使って洗えないぬいぐるみを汚れを落としてみたいと思います。まず用意するのはこちらです。
今回は汚れ落ちの具合がわかりやすいように、事前にぬいぐるみにしょうゆとケチャップをつけて、それぞれ処置後にどの程度綺麗になるかを確認することにします。
黒いごみ袋の中にぬいぐるみを入れ、その上から重曹をたっぷりと振りかけます。
黒いごみ袋の口を閉めてシャカシャカとふって、全体に重曹がいきわたるようにします。汚れの目立つ部分やひどい部分は振り回すだけではなく、直接手で重曹を擦り付けていくといいです。ぬいぐるみんの毛足の長いものなども、なかなか奥にまでには入り込めないので、こちらも手でよく擦り付けるといいです。
これを日が当たり、風通しがよく、湿気がこもらない場所においておき、1時間から1日ほど置いておきます。
あとはゴミ袋を開いてぬいぐるみを取り出し、丁寧に掃除機で重曹を吸い取っていきます。重曹が周囲に飛びやすいので、作業は新聞紙などを広げてやるか、屋外や浴室などで行うといいでしょう。
それでは事前につけたぬいぐるみのしょうゆとケチャップの汚れがどうなったかを確認してみましょう。しょうゆの汚れに関しては比較的綺麗に落ちました。しかしながらケチャップの汚れは結構残ったままでした。
そこで濡らしたウェス(布切れ)をしぼり、汚れのふき取り掃除も行いました。そうすると比較的ケチャップ汚れも薄まってはきました。下の画像はふき取り掃除をした後のもので綺麗に見えますが、実際は若干色が残っています。どうしても完全にきれいにするまでには至りませんでしたが、重曹やその後のふき取り掃除である程度までは綺麗にできることはわかりました。
重曹でのぬいぐるみの汚れを取る方法ですが、しょうゆなどは比較的綺麗になりますが、ケチャップなどの汚れは完全に真っ白に綺麗にするまでには至りませんでした。
ただしある程度までの効果ならあるので、試してみる価値はあるかと思います。
ちなみに重曹でのお手入れですが、重曹は湿気の多い環境だと固まりやすいので、高湿度の環境では置いている間に固まって、掃除機でもなかなか取れなくなります。こうなると濡らして絞ったタオルなどでふやかしながらふき取っていかないといけないので、手間が非常にかかります。
作業するなら湿度が高くない日や高くならない場所においてやるようにしましょう。
ぬいぐるみは小さなお子さんだとくわえたり、口にしたり、肌に触れたりするので、重曹はできれば掃除用ではなく、料理用もしくは料理と掃除兼用のものを使用しましょう。
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水につけて洗う付けおき洗いや丸洗いができない場合でも、ふき洗いならできるものもあります。例えば上質なウール製や中に機器や電池、紙の芯が入ってるような場合です。こうしたぬいぐるみはふき洗いで汚れを落とすといいです。手順は以下の通りです。
ふき洗いする場合はおしゃれ着用の中性洗剤などを使いますが、リボンなどぬいぐるみのパーツによっては色落ちする場合もあります。そこで中性洗剤をパーツの端などにつけてみて、タオルで拭いて色が移らないかどうかを確認してみるといいです。移る場合は外せるならそのパーツを外してからふき洗いをしましょう。
日常から洋服ブラシなどでこまめにブラッシングをしてほこりを払っておくと、それでだけでも比較的綺麗に保っておくことができます。
定期的に虫干ししておいてもいいです。黒いごみ袋にぬいぐるみを入れて口を縛り、日光に数時間当てて虫干しします。これでダニなどの発生を抑えることができます。
ここではついでに洗えるぬいぐるみのお手入れの仕方についても紹介します。洗えるぬいぐるみならタライなどにぬるま湯を入れ、おしゃれ着用の中性洗剤をとかしてからぬいぐるみを入れ、丁寧に押し洗いします。
後はタライに水を入れてしっかりとすすぎ、洗剤を洗い流してから洗濯機で脱水し、風通しのいい日陰で日中干して乾燥させます。詳しい洗い方についてはぬいぐるみのお手入れ、洗濯、ほこり取りで解説しています。
ぬいぐるみには洗えるものと洗えないものの2種類があります。洗えないぬいぐるみには重曹を使うといいです。ビニール袋にぬいぐるみを入れ、重曹をたっぷりとふりかけて、しばらく置いておきます。こうすると汚れが中和されて落としやすくなります。
あとは掃除機で重曹を吸い取ります。これでも汚れが残る場合は固く絞ったタオルなどで拭きとるといいです。十分には落ちないかもしれませんが、やる前よりはきれいになります。ほこりなどもたまりやすいのでぬいぐるみは普段からブラッシングなどをしてお手入れしておくといいでしょう。
公開日 2018/09/19 |
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