![]() | 価格の安いごまと高いごまで何が違うの?食べ比べてみたら意外な事実が! | |

ごまといえば料理でも使用頻度の高い食材の一つですが、安いものから高いものまでその種類も様々です。ただ価格の違いによって何が違うのでしょうか。
気になったので今回実際に価格の安いごまと高いごまを買ってきて食べくらべてみて、何が違うのかを検証してみることにします。
まずはそれぞれの価格差についてみていきます。まずは安いごまです。1袋115g入りで価格は税込113円でした。

一方こちらは高い方のごまです。こちらは九州産のごまを使用している商品です。こちらは1袋で30gと少量にもかかわらず価格は税込483円とかなり高かったです。安い方のごまが30g分だと29円なので、価格差はなんと16倍もあります。

次は原材料の違いについてみていきます。高い方のごまは九州産のごまを使用しています。

一方安い方のごまは国内製造と記載されています。ちなみに国内製造といっても国産とは限りません。海外産のごまを国内でいりごまに加工すれば、国内製造と記載できるからです。

大体こういう書き方をしている場合は海外産のごまを使用している可能性が高いです。国産ならそれ自体が宣伝文句になるので、どちらかわからない国内製造ではなく国産と記載するはずだからです。
ちなみに日本のごまの自給率は0.1%程で、ほぼ大半は輸入だそうです。国産がどれだけ貴重かがわかります。
次は製造方法の違いについてみていきます。高い方のごまはほうろく仕立てで煎り上げと記載されています。

ほうろくとは昔ながらの土鍋による製法で、弱火でじっくり煎り上げることで土鍋の遠赤外線によりごまの風味や香りが最大限に引き出せるようです。手間暇がかかるので大量生産には向いていなさそうです。

ちなみに安い方のごまはとくに煎る方法については記載はありませんでした。

どうやら高い方のごまは原材料は国産で製造方法はほうろく仕立てで、この2つの点で違いがあるようです。
次は実際に味の方も確かめてみます。まずは高い方のごまです。こちらは少し小ぶりなごまです。

食べてみたところ煎っているので香ばしさもあり、さらにごまの風味や香りがかなり強いです。またナッツのような甘みも感じられます。
次は安い方のごまです。こちらは高い方よりも若干大きいです。食べてみたところ香ばしさがかなり強めです。一方でごまの風味や香り、ナッツのような甘みは弱いです。

2つを食べ比べてみましたが、高い方がごまの風味や香り、ナッツのような甘みが強くて断然おいしかったです。香ばしさ自体は安い方の方がありましたが、それ以外は味や香り、甘みは弱かったです。
星で表すなら高い方のごまが星5なら、安い方のごまは星3.8といった感じです。味の違いをまとめるとこんな感じです。

次はすり鉢ですってから食べ比べてみます。こちらのすり鉢ですります。

こちらはすった高い方のごまです。すったことで風味や香りがより強く出て、ナッツのような甘みと適度な香ばしさもあっておいしかったです。

一方こちらはすった安い方のごまです。こちらは香ばしさは強めですが、やはりごまの風味や香り、ナッツのような甘みは高い方に比べると弱かったです。

2つを食べ比べた感想はこちらも高い方のごまの方が風味や香り、甘みが強くてよかったです。星の評価も高い方が星5で、安い方は星3.8と同じような評価になりました。 味の違いをまとめるとこんな感じです。

今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は安いごまと高いごまで何が違うのかを検証してみました。高い方のごまは国産のごま使用でいり方もほうろくしようと、手間やコストをかけて作っているだけあって、味や風味、甘みが強くておいしかったです。
ただかなり値段は張るので、なかなか普段使いでは使いづらいかもしれません。それでも味や風味、甘みは確かに違いがあるので、興味がある方は一度購入してみるのもいいかと思います。
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公開日 2025/09/26
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