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特集企画

飛行機の航空券のキャンセル料はいつからかかるのか



はじめに

航空券を購入したはいいが突発的な事情でキャンセルせざるを得ないことも時にはあるかもしれません。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。今回は航空券のキャンセルの仕方やかかる手数料についてみていくことにします。






航空券のキャンセル料はいつから?

出発前ならキャンセル料はかからない


一度購入した航空券をキャンセルする場合は、商品によっては取消手数料が発生するものがあります。航空会社によっても異なりますが、取消手数料は便出発前なら一部商品を除く通常の航空券の場合国内のほとんどの航空会社が取消手数料無料で取消ができます。便出発後も取消手数料を払えば一部払戻しが受けられるようです。

通常の航空券のキャンセル時の手数料


払戻手数料について


航空券をキャンセルする場合は取消手数料のほか、払戻手数料もかかります。ANA、JALの場合は航空券1枚につき430円です。ANAやJALの普通運賃であれば出発前は取消手数料はかかりませんが、払戻手数料はかかります。まとめると航空券をキャンセルした場合は戻ってくるのは購入代金からキャンセル料を引きさらに払戻手数料を引いた金額となります。

キャンセルでの払い戻し金の計算式


購入前ならキャンセル料はかからない


航空券はまずは予約手続きをして、その後支払い手続きをします。コンビニや銀行振り込みなどで支払う場合は、決められた期日までに支払を行う必要があります。支払を行ってはじめて購入済みとなります。まだ支払いが完了せずに予約だけの状態の時なら、キャンセルしても取消手数料も払戻手数料もかかりません。つまりいっさい手数料がかからずにキャンセルできます。


当日でも取消手数料なしでキャンセルできる


キャンセルは当日でも可能です。取消手数料がかかるのはあくまでも便の出発までなので、当日でも便がまだ出発していなければ取消手数料はかかりません。しかしながら便の出発が早朝で、航空会社の受付開始時刻よりも前の場合は、前日の営業時間内にキャンセルの申し込みをしておく必要があります。


割引航空券の場合は出発前もキャンセル料発生


しかしながらJALの早割やバーゲンフェア、ANAの早割・超割・得割、スカイマークの前割などの商品では便出発前でも取消手数料がかかります。また便出発後の取消手数料は比較的割高で場合によっては払戻し不可の物も少なくありません。

まとめると国内の航空券に限れば通常の航空券なら便出発前までの取消なら手数料もかからずに済み、出発後も手数料を支払うことで一部払戻しが受けられる。しかしながら通常料金よりもお得な割引航空券の場合は便出発前でも取消手数料がかかることが多く、便出発後も大抵取消手数料の支払いで一部払戻しを受けられるものも多いが、なかには払戻し自体受けられない商品もあるので注意が必要だということです。

例ANAの取消手数料
便出発前便出発後
ABCD
普通運賃無料2000円4000円6000円8000円
(A・B・C・Dは各空港の路線区分の区分けです)



小児運賃の場合

小児運賃が設定されている航空券の場合は取消手数料も半額となる場合が多いようです。例えばANAの場合は以下のようになります。

例ANAの取消手数料
便出発前便出発後
ABCD
小児運賃無料1000円2000円3000円4000円



キャンセルはいつまで可能?

予約変更可能な航空券の場合


ANAとJALの場合、キャンセル、払い戻し自体の受付はその航空券が予約変更できるか、できないかでその期間が変わってきます。予約変更できる航空券の場合はその航空券の有効期限日の翌日から10日間までがキャンセル可能期限となっています。有効期限はANAの場合はその多くは発行日の翌日から90日間に設定されていて、JALの場合は1年に設定されています。

例えばANAの場合だと発行日が9月10日で搭乗日が9月30日だとした場合、有効期限は12月9日までで、そこから10日間で12月19日までがキャンセル可能期間となります。

例ANAのキャンセル可能期間
発券日搭乗日有効期限キャンセル可能期限
9月10日9月30日12月9日12月19日


予約変更できない航空券の場合


予約変更ができない航空券の場合は搭乗日の翌日から10日間までが有効期限となります。例えば9月10日に発券して9月30日が搭乗日の場合はキャンセルの有効期限は10月10日までとなります。

発券日搭乗日有効期限キャンセル可能期限
9月10日9月30日10月10日



格安航空券のキャンセル料

格安航空券とは


格安航空券とは通常の航空券とは違い、旅行会社がツアー用に仕入れた航空券の事です。これは包括旅行運賃(IT運賃:Inclusive Tour Fare)とよばれ通常より割安な価格で取引されていて、それをばらして個人に販売しています。JALやANAの早割りなどの商品とはまた違います。格安航空券について詳しくは格安航空券についてで解説しますが、格安航空券の場合は販売は格安航空券販売会社となりますので、キャンセルの受付も格安航空券販売会社となります。

格安航空券は出発前でもキャンセル料がかかる


キャンセル料については各格安航空券販売会社ごとにまちまちですが、便出発前でも取消手数料がかかるのが一般的なようです。後は便出発前迄何日あいているかで手数料がちがってきて、早めにキャンセルをするほど手数料は安くて済むようです。以下はある格安航空券販売会社のキャンセル料の例です。

キャンセル料(カッコ内は沖縄線に適用)
お申込み受け付け後から4日前の営業日までご出発の3日前の営業日から1日前の営業日まで当日からご出発後、または無連絡不参加
1,000円6,420円(8,420円)12,840円(16,840円)



海外航空券は

海外航空券のキャンセル料は通常時よりもピーク時の方が割高になっているようです。これも便出発日よりも日にちがあいているほうが取消手数料は安く、近づくにつれ高くなるようです。だいたいどこの会社も便出発後は全額負担でキャンセル不可の場合が多いようです。



格安航空券パックでは

往復航空券と宿泊券がセットになった商品では旅行開始日に近づくにつれ20%、30%、50%とキャンセル料が高くなり、旅行開始時刻以降になってしまうとキャンセル不可になるものが多いようです。



LCCのキャンセル料は?

格安運賃が売りのピーチやバニラエア、ジェットスターなどのLCC各社の場合、出発前、出発後関係なく返金は不可です。ピーチの場合は通常よりも割高な料金である「ハッピーピーチプラス」という運賃タイプなら取消手数料(1080円)を差し引いた金額がピーチポイントで返還されます。ピーチポイントは次回の航空券の運賃の支払いなどに使えます。

ジェットスターの場合はオプションで通常料金よりも割高な「しっかりMax」という運賃タイプを選ぶと返金することが可能です。その場合でもキャンセル料(国内線:3090円)がかかります。バニラエアの場合もオプションで通常よりも割高な「コミコミバニラ」という運賃タイプを選ぶと返金が可能です。キャンセル料は国内線で3000円です。



航空券の返却

航空券が郵送済なら航空券を返却する必要があります。その際の郵送にかかる手数料はお客様持ちです。航空券は金券の為、必ず書留・特定記録郵便、又は、宅配便等で送ることが条件のようです。書留(簡易書留)なら基本料金にプラス310円ほどで、特定記録郵便なら基本料金にプラス160円です。基本料金は重量により決まり定形郵便で25g以内なら82円、50g以内なら92円となっています。

また格安航空券販売会社では航空券は取消しから3日以内・御搭乗日から5日前迄に到着するよう送らなければならないなど条件が設けられているところが一般的です。



キャンセル申請の受付先や返金方法は?

申請先はホームページや電話、空港カウンターなど


大手航空会社の場合キャンセル申請の受付窓口には電話での受付、空港カウンターなどがあります。ウェブサイトから購入した場合はウェブサイトでのキャンセルの申請も可能です。基本的にはどの申請先でも構わないようですが、旅行会社などを経由して航空券を購入した場合は、その旅行会社がキャンセル申請の窓口となります。

キャンセル代の支払いは購入方法ごとに異なる


キャンセル代金は購入時にどのような支払い方法をとったかによって支払われ方もことなります。クレジットカードで支払ったらなクレジットカードの口座に払い戻しされます。現金で支払ったなら、指定した口座に振り込まれます。この際振込手数料は自己負担となります。現金で支払った場合で空港カウンターでキャンセル申請をした場合はその場で現金で支払われるようです。

購入方法ホームページ・電話空港カウンター
クレジットカード口座に払戻し
現金支払い指定口座に振り込み現金支払い



返金される時期は?

クレジットカードへの返金の場合


キャンセルの申請をして返金される時期については返金方法により異なります。JALやANAの場合はクレジットカードの口座に払い戻してもらう場合は払い戻しの申請時期とクレジットカード会社の締め切り・返金処理手続きのタイミングによって変わってくるため、目安としては1〜2ヵ月ほど先になります。

指定口座への返金の場合


一方で金融機関の指定口座への振り込みの場合は比較的早くに返金処理をしてくれます。ANAだと早くて即日に、遅くても7日以内で返金してくれます。JALだと5営業日以内に返金してくれます。詳しくはキャンセルした飛行機の航空券が返金、払い戻しされるのはいつ頃?で解説しています。



病気や怪我が理由でキャンセルする場合は?

キャンセルの理由が病気やけがの場合は、診断書などの提出を条件に取消手数料や払戻手数料などは無料で返金してくれる場合もあります。主に国内航空会社の国内線で見られるサービスのようです。国際線やLCC、格安航空券や海外航空券などでは通常通り手数料がかかることが多いです。詳しくは病気や怪我が理由の場合は航空券のキャンセル料は無料になるの?で解説しています。


この記事を書いた人

生活知恵袋

生活知恵袋

生活知恵袋・ネットで旅行・宿泊予約管理人の生活知恵袋と申します。2002年より当サイトを運営。生活の知恵に関する情報や、食品の保存、見分け方の紹介のほか、旅行や宿泊予約に関する記事を多数執筆。便利な宿泊予約サイトの使い方なども解説しています。

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最終更新日 2018/03/09

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