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 | 洗濯機の電気代節約
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まずは洗濯機の電気代を知ることから
節約する場合はまずは普段洗濯機の電気代はどの程度かかるのかを知っておくことが大切です。例えばまとめて洗うことで洗濯の回数を減らして電気代を節約しようとした場合、1回辺りどの程度電気代がかかるかがわかれば、節約できた金額を具体的に知ることが出来ます。
1回の洗濯時間が40分と仮定した場合、1回の洗濯で小型の5kgの容量の洗濯機なら約7円、中型の6kgなら約8.6円、7kgのものなら9.2円の電気代がかかります。詳しくは縦型、ドラム型洗濯機の電気代、電力消費量で解説しています。
洗濯物を少なくする
洗濯物の中で大きな割合を占めるのがバスタオルです。2、3回乾かして使えばその分洗濯機を回す回数もぐっと減り電気代の節約になるのですが、バスタオルは1度使ったらこまめに洗わないと不衛生だという人もたくさんいます。では実際どうなのでしょう?体を洗ってるわけだしバスタオルにつくのは水だけでそんなに汚くないよと考えている方もいるでしょうが、実際はたとえカラダを洗った後だとしても、微量な皮脂などが分泌されており、それがバスタオルに付着します。何日も乾かし乾かしで使っているとしだいにいやな匂いがしてくるのはこのせいです。やはり毎日洗濯したほうが衛生的です。電気代や手間等考えて乾かし乾かしで使うのも結構ですが、何度も使っているとしだいに細菌も繁殖してきますので、使いまわすとしても、せいぜい1,2回を限度にしたほうがいいでしょう。
まとめて洗濯
少ない洗濯物で何度も洗濯機を回していると当然電気代、水道代の無駄につながります。容量は80%がもっとも適した水準で、50%の場合と比較すると洗濯物1kgあたりの電気代は17%も節約できます。洗濯物は洗濯液の中で適度な間隔があるほうが、洗濯液も行き渡るし、回転による洗浄効果も高くなります。いっぱいに詰め込むとぎゅうぎゅうで洗濯物が固まりになり、洗濯液も不足気味になるのでそれだけたくさんの洗濯時間を要し、結果電気効率が下がり洗濯物1kgあたりの電気代も高くつきます。ですから容量80%ぐらいがもっとも電気代の効率が高いといえます。
洗剤は入れすぎに注意
洗剤は多めに入れたところで、洗浄力は適量の場合とさほどかわりません。それどころか、すすぎに余計に時間がかかってしまい、電気代、水道代の無駄になります。洗剤は適量を使用するようにしましょう。
お風呂の残り湯を使う
洗濯の水にお風呂の残り湯を使うと水道代の節約になるのはもちろんのこと、電気代の節約にもなります。温めのお湯だと洗剤の溶けもよく、汚れ落ちもずいぶんと違ってきます。その分洗濯にかかる時間も短縮できるので電気代の節約につながるというわけです。ただし自動くみ取り式のタイプだとそれに電気代がかかるので、お湯の時間短縮効果による電気代の節約分と、自動くみ取り器にかかる電気代、比べてみたら案外よけいにかかるなんてこともあるかもしれません。バケツで汲み取ればそんな心配もないですね。まあただし、電気代はどっこいどっこいでも、水道代の節約にはなるわけで、電気代にさほど差がないのなら、手間のかからない自動くみ取り器を利用するのもありかもしれません。
重たい物は下にして
洗濯機の中の洗濯物は洗濯液の中でよく回れば回るほど、洗浄効果も高くなります。上でも述べたようにぎゅうぎゅうだと洗浄力も落ちます。洗濯物を入れる順番にも工夫のしどころがあって、重たいものを先に入れて下にし、軽いものが上にくるようにすると、全体の回転はスムーズになります。当然その分洗浄効果も高まり、電気代の節約にもつながります。
汚れの程度にあわせてコース設定を
洗濯機には標準コース、スムーズコースなど、名称はメーカーごとに違うでしょうが、汚れ具合に応じた洗濯コースというのが用意されています。軽い汚れならスムーズコースでも十分きれいになるし、電気代、水道代の節約にもなります。汚れ具合でコースを使い分ければ電気代は最大60%、水道代で最大30%も違ってきます。
脱水は適度に
脱水も衣服の種類に応じて異なります。通常は3〜5分ほどでしっかりと脱水されるのですが、絹やポリエステル、その他しわになりやすい衣類は脱水しすぎるとしわになるので、15〜30秒が適切です。他の衣類でも5分以上脱水した所で洗濯機による脱水効果には限界があるので、電気代ばかりがかかってしまいます。
ドラム型洗濯機がお得
洗濯機には大きく2種類あり、従来の縦型洗濯機と開口部が斜めについているドラム型の洗濯機に分かれます。ドラム型洗濯機は縦型洗濯機に比べて一般的に商品価格が割高なのが特徴ですが、縦型よりも少ない水で洗濯ができ、かかる電気代も縦型のものよりもかなり安くてすむのが特徴です。電気代については
縦型、ドラム型洗濯機の電気代、電力消費量で詳しく解説しています。水道代については
洗濯機の水使用量で解説してます。
商品価格の差と数年間使った場合に縦型と比べてどれだけ水道代や電気代のランニングコストが浮くかを比較し、お得なほうを選ぶのもいいでしょう。あまり差がない場合は、使いやすいほうを選択するといいです。
最終更新日 2016/01/08
公開日 2004/03/02
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