ニットとは
撚った(ネジ曲げてリング状にした)糸をループ状に絡めながら縦方向、横方向に編み上げたもの。ループのふくらみや丸みから、やわらかくて伸縮性があるのが特徴です。
縦糸と横糸を交互に組み合わせて布を織り上げる織物と違います。
ニットに使われる素材
ウールやシルク、綿、麻などの天然繊維、
レーヨンやポリエステルなどの合成繊維。
作り方
編んだ布地を裁断して縫製するカットソーと
一本の糸を編みながら製品にする成型の2通りある。
ニット製品
セーターやカーディガン、Tシャツやスカートと行った外着から、下着や帽子、マフラー、靴下など広く用いられています。
絵表示を確認する。
まずは衣類についてる絵表示を確認します。絵表示は適切な洗濯の仕方をあらわしています。
代表的な絵表示
 | 洗濯機で洗え、液温は40度を限度とします。 |
 | 洗濯機の弱水流、もしくは弱い手洗いで洗い、液温は30度が限度です。 |
 | 液温は30度が限度で、弱い手洗いで洗います。 (洗濯ネットにいれれば洗濯機でも洗える) |
 | 水洗いは出来ない。 |
 | ドライクリーニングが出来る。溶剤はパークロルエチレン、または石油系の物を使用。 |
 | ドライクリーニングが出来る。溶剤は石油系の物を使用。 |
中性洗剤を使う。
中性洗剤は弱アルカリ性の洗剤と比べると洗浄力は落ちますが、その分繊維を傷めません。
よっぽどしつこい汚れでなければ洗浄力は十分です。
漬け置き洗いがベスト
手洗い、洗濯機洗いができるものでも、洗濯液に15分ほど漬けておく漬け置き洗いがベストです。
すすぎは数分ほど水に漬けた後、軽く押して水気を切り、それを3〜4回ほど繰り返します。
最後は軽く脱水をして仕上がりです。
洗うときの水温
ウール
30℃以下で洗うようにします。
ウールなどの動物性繊維は30度以上になると繊維同士がくっついて、フェルト状になり、縮みの原因となります。
木綿
木綿や麻は比較的熱に強いので40度ぐらいでも大丈夫です。
プリント物や傷みやすい物
プリントがついたTシャツなどは裏返しにすると、プリントが傷つきにくくなります。
ブラジャーやポロシャツ、ブラウスなど傷みやすい物は、ネットに入れて洗うといいです。
干すときは平干しで
ニット製品は伸縮性があるので、選択後のぬれた衣類をハンガーなどにかけて干すと、含んだ水分の重みで伸びてしまいます。
お風呂のふた、もしくは専用の商品などでの平干しがベストです。