ピーマンもしっかりと保存方法を実践すれば、鮮度を維持したまま保存できますが、今回あえて何もせずに保存した場合、どうなるかを検証してみました。
それでは実際に検証してみることにします。にんじんを新聞紙で包んだり、ポリ袋に入れたりはせず、このまま冷蔵庫の野菜室で保存します。
このように初日の状態ではハリとツヤがあり、表面もなめらかです。
こちらは2日目ですが、若干ハリつやが弱くなってきている気がします。
3日目ですが、少ししわが寄ってきた感じがします
5日目ですが、だいぶ表面のしわが目立ってきました。
1週間目ですが、さらに表面のしわが目立ち、しなっとしてきています。
初日から1週間目までの変化を並べるとこんな感じです。3日目まではまだハリがありますが、5日目にはすでに表面もしわがだいぶよってきて、しなっとしてきているのがわかるかと思います。
徐々にしなびていったピーマンですが、見た目の変化だけでなく重さの方はどうなっているのでしょうか。まずは初日です。重さは39.6gです。
これが2日目では38.9gで初日からは1.8%減に、3日目では38.6gで2.6%減に、5日目では37.7gで、4.8%減に、1週間めでは37.0gで6.6%減になっています。
日を追うごとに一定のペースで減少していっているのがわかるかと思います。やはり何もせずに野菜室で保存すると、乾燥がどんどん進んでしまうようです。
比較としてしっかり保存方法を実施して保存した場合はどうなるのかも見ていきます。まずはピーマンを新聞紙で包みます。これをポリ袋に入れ、口を軽くしめます。これで冷蔵庫の野菜室で保存します。
まずは1日目です。ハリとツヤがありみずみずしいです。
こちらは1週間目です。1週間たってもハリつやに特に変化は見られません。
並べるとこんな感じです。並べてもほとんど変化がないのがわかるかと思います。
こちらは1日目です。重さは39.0gです。
こちらは1週間目です。重さは37.8gで、初日の39.0gからは3.1%減少で済んでいます。そのまま保存した場合の6.6%減と比べると、減少幅は半分以下で済んでいます。
最後にそのまま野菜室で保存したピーマンと、新聞紙とポリ袋に入れて野菜室で保存したピーマンの1週間目の変化をそれぞれ並べて比較してみることにします。
左はそのまま保存した1週間目のピーマンで、右は新聞紙とポリ袋に入れて保存した1週間目のピーマンです。並べると表面のハリつやが全然違うのがわかるかと思います。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はピーマンを何もせずにそのまま保存したら、どうなるかを検証してみました。結果はやはり何もしないと乾燥が大きく進み、表面がだいぶしなびれてしまいました。
一方新聞紙とポリ袋に入れて保存した方は、特にハリつやに変化はなくみずみずしい状態を維持することができました。なのでピーマンを保存する場合はしっかりと乾燥対策をしてから保存するようにしましょう。