きゅうりもしっかりと保存方法を実践すれば、鮮度を維持したまま保存できますが、今回あえて何もせずに保存した場合、どうなるかを検証してみました。
それでは実際に検証してみることにします。きゅうりを新聞紙で包んだり、袋に入れたりはせず、このまま冷蔵庫の野菜室で保存します。初日はしっかりとハリとツヤがあり、いぼの部分も突起が盛り上がっています。触るとチクチクします。
こちらは2日目ですが、1日たっただけでかなり表面のハリがなくなってきています。またいぼの部分も陥没してきている部分も見られます。
3日目ですが、全体的にさらにしなびてきているだけなく、きゅうりの端の一方にボコンと大きなくぼみができています。
5日目ですが、見るからにハリがなくなり、いぼの部分もすっかり陥没してしまっています。
初日から5日目までの変化を並べるとこんな感じです。2日目で見た目にかなり変化が出てきていて、さらに日を追うごとに全体的にハリがなくなりしなっとしてきているのがわかるかと思います。
見た目の変化は1日目から2日目が大きく見られましたが、重さの方はどうなっているのでしょうか。まずは初日です。重さは166.9gです。
これが5日たつと重さは147.7gとなり、初日の166.9gからは11.6%も減少しています。
さらに1日目、2日目、3日目、5日目の変化はこんな感じです。重さは初日から2日目、3日目、5日目と大体同じくらいのペースで減っています。
見た目の変化だけでなく、重さで見てもそのまま野菜室で保存すると、かなりのペースで水分が抜けて乾燥してしまうようです。
ちなみにこちらはそのまま野菜室で保存して、5日たったきゅうりをカットした断面です。断面に関してはまだ傷んだ様子は見られず、みずみずしい状態です。
比較としてしっかり保存方法を実施して保存した場合はどうなるのかも見ていきます。まずはきゅうりを新聞紙で包みます。これをポリ袋に入れ、口を軽くしめます。これで冷蔵庫の野菜室で保存します。
まずは1日目です。このようにハリとツヤがしっかりとあり、いぼの部分も盛り上がっていて触るとチクチクと痛いです。
こちらは5日目です。そこまで大きな変化は見られません。いぼの部分もまだしっかりと盛り上がっています。
並べるとこんな感じです。並べて見てもそこまで違いがないのがわかるかと思います。
こちらは1日目です。重さは164.9gです。
こちらは5日目です。重さは161.4gで、初日の164.9gからは2.2%減少しています。ただそのまま保存した場合の11.6%減と比べると、だいぶ抑えられています。
最後にそのまま野菜室で保存したきゅうりと、新聞紙とポリ袋に入れて野菜室で保存したきゅうりの5日目の変化をそれぞれ並べて比較してみることにします。
左はそのまま保存した5日目のきゅうりで、右は新聞紙とポリ袋に入れて保存した5日目のきゅうりです。表面のハリやツヤ、いぼの部分の盛り上がり具合が全然違うのがわかるかと思います。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はきゅうりを何もせずにそのまま保存したら、どうなるかを検証してみました。結果は2日目からかなりしなっとしはじめ、日を追うごとにハリがなくなり、いぼの部分も盛り上がっていたものが陥没してしまいました。
重さの方もだいぶ減ってしまいました。一方新聞紙とポリ袋に入れて保存した方は、見た目にはほとんど変化は見られず、重さの減り自体もそんなに減ることもなく、乾燥がだいぶ抑えられているのがわかります。
やはり何もせずに保存した場合は、乾燥が大きく進んでしまうことがわかりました。なのできゅうりを保存する場合はしっかりと乾燥対策をしてから保存するようにしましょう。
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