イライラや、憂鬱、怒りっぽくなるなどの感情は何もストレスだけが原因ではありません。ストレス以外に体の栄養バランスのみだれも大きく影響してきます。精神的なストレスは、気分転換や運動などでも解消できますが、栄養バランスのみだれはきちんとした食生活が肝心です。
空腹時ってイライラしませんか。また集中力も散漫になり学業、仕事にも影響してくるものです。原因は脳の働きに必要不可欠なブドウ糖の不足です。ブドウ糖が不足すると脳の働きも鈍り、判断力、集中力等が低下します。そうすると、脳はブドウ糖を補給すべく肝臓にあるグリコーゲンを分解してブドウ糖を作るように指令を出します。そのときに出されるのが、攻撃性ホルモンのアドレナリンです。よって、空腹時はイライラするというわけです。
睡眠時でも脳は活動しています。その間ブドウ糖も消費されています。したがって、朝起きたときにはブドウ糖が不足していますので、きちんと朝食をとって補う必要があります。もし朝食を抜いてしまうと、集中力のみだれ、イライラを引き起こします。午前中は勉強に身が入らない、朝の電車はやけにいらつくなどお悩みの方は、朝食をきちんとることをおすすめします。
ビタミンCが不足するとストレスを抱えやすくなります。人間がストレスを抱えたときに、体はストレスに対抗すべく副腎皮質ホルモンの分泌を促します。この副腎皮質ホルモンの原料にビタミンCが使われています。ですからビタミンCが不足するとうまくストレスを解消できずに溜め込んでしまうというわけです。
ビタミンCにはストレスが大敵です。前述のとおりストレスはビタミンCを多く消費させてしまうのでストレスを多く抱える方にはビタミンCの補給が重要となってきます。その他にもタバコもよくありません。ビタミンCを破壊してしまうからです。
ビタミンCを多く含んでいる食べ物は、いちご、キュウイフルーツ、グレープフルーツ、レモン、みかん、ブロッコリー、ピーマン、小松菜、ほうれん草、パセリなどです。
ビタミンB1は中枢神経のエネルギー源形成に大きな役割をはたします。神経のエネルギー源は糖分ですが、糖分をエネルギーとして利用するのにビタミンB1が欠かせません。不足すると神経の働きが鈍りイライラや興奮を招きます。
ビタミンB1を多く含んでいる食べ物は、玄米、胚芽、枝まめ、豚肉、うなぎなどです。
ツーンとした匂いが特徴的なセロリですが、実はあの匂いこそイライラには有効だったのです。セロリに含まれる匂い成分のアピインにはイライラや頭痛を押さえる働きがあります。温かいスープにいれるなど料理に利用するのはもちろんのこと、刻んでお風呂に入れて香りをかぐことでも鎮静効果がえられます。
カルシウムは血液中に一定濃度で含まれています。カルシウムの濃度が減少すると神経がうまく働かなくなり、神経や感情のコントロールがみだれ、イライラの原因となります。ですからカルシウム濃度の減少は確かにイライラを招くのですが、カルシウム不足がすぐさま濃度低下を引き起こすというものではありません。人間は血液中のカルシウムが不足した場合、骨のカルシウムを血液中に溶出させて、つねに濃度を一定に保っています。カルシウムが不足したからといって血液濃度が低下するというわけではないのです。むしろカルシウム不足で危惧されるのは骨密度の低下です。カルシウム不足からどんどんと骨のカルシウムが血液に流れ出て、濃度が低下していくと、骨がもろく折れやすくなってしまいます。血液中のカルシウム濃度が低下する原因、それはカルシウム不足というよりはカルシウム濃度の調節機能が乱れたことが原因です。その場合はカルシウムをいくらとっても仕方がありません。病院に行きましょう。
カルシウムを多く含んでいる食べ物は、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、ほうれん草、小松菜、ひじき、ごま、レバー、いわし、ちりめんじゃこなどです。
|